三部構成になっていて、桜庭一樹の直木賞受賞後第一作となってはいるが、第一部と第二部はファミ通文庫で「荒野の恋」として出ていた作品です。

所謂ライトノベルは基本なんでもありであるが、
「ファミ通文庫」である。
この作品を男子向けライトノベルブランドで出した編集には敬意を表する。

が、あえて言う。

この作品は男子向けライトノベルブランドで出してはいけない。
男子(ガキ)に読ますにはもったいない。
男子(ガキ)は「青年は荒野をめざす」
(http://diarynote.jp/d/10395/20080718.html)を読んでろ



一文一文が光り輝き、少女がゆっくりと成長する宝石のような刻をあらわしている。
あんまりにも眩しくて一気に読めず、中断しつつゆっくりと読んでいきました。
(中断している間に「青年は荒野をめざす」と「碧陽学園生徒会シリーズ」既刊3冊読んでます。)

そういうわけで超お勧め。
ただし、男性は「青年は荒野をめざす」を読んでから。

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