ISBN:4086000245 文庫 久美 沙織 集英社 2001/09 ¥590
で、問題作(笑)。
なんでこんなに展開をあわてているのかな〜
10巻まであるのに・・・って思ったら、
もともとこの巻で終わりになる予定だったよう。

 いや、ものすごくいいです。特に前半から中盤にかけて。
作者の「私が本気をだせばこんなもんよ。どうだ盛ったガキども」って
声が聞こえてきそうな感じ。
(すごいプレッシャーがかかっていたよう。)
実際凄い。圧倒的と言える。
後半は完結させるためにちょっと強引で
今の感覚から言ったらいまいちって終わり方だけど。

で、この凄いところが当時不評だったらしいが、
作者の後の註釈を読まなければその訳がわからなかった・・・
というより、男の感覚ではその理由は理解できないな〜って思った。
(「みゆき」の「若松正人」と「鹿島みゆき」のときを
引き合いに出せばいいかな?)